12月、突き抜けるような青空が広がる宮崎。ニューイヤー駅伝を目前に控えた吉田響の表情には、かつてないほどの充実感と、静かな闘志が宿っていた。
プロランナーとして歩み出した2025年。吉田にとってこの一年は、まさに“新”の連続だった。実業団という新たな環境、ついに実現した瀧川コーチの直接指導、そして自らを厳しく律するプロとしての自覚。「赤く燃えた一年だった」と振り返るその瞳は、力強い輝きを放っている。
指導にあたる瀧川コーチも、「いまの吉田響は、皆さんに大いに期待いただける仕上がりです」と自信を覗かせる。二人の試行錯誤と、積み重ねてきた月日の先に見えてきたものとは。
目前に迫ったニューイヤー駅伝、そして2026年のマラソン挑戦へ。これは、一人の若きランナーが“世界で勝つ覚悟”を言葉にした、2025年暮れに語られた現在進行形の記録である。